2008年9月4日木曜日

瓜ふたつ。

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エスカレーターに乗って、電車のホームへ向かう。今日は明らかに暑さがぶり返している。体は放熱したいのに、外の気温が思うように下がらないので、皮膚から向こうへ出て行かないという感じだ。そんなことが一日中溜まって、重い疲れに変わっていくのだ。

ホームに出ると、エスカレーターの側に太った女の人がケータイをいじっていた。私はあまりケータイが好きじゃない。それに正直に言えば、必要以上に太っている人も好きじゃない。だがそれではあまりに不寛容というものだ。

カフェに入って、いつものように瓜のようなかたちのランプがふたつ、ぶらりと下がっているカウンターで待つ。ひょっとして自分は、みんなが自分と同じようでなければ、気が済まないのだろうか? みんなが同じかたちで、ちょっとぐらいは柄が違うような感じで。もしそうならば、カフェにいるみんなが私と同じで、ちょっとぐらいは違う私が、ずらりとコーヒーを飲んでいることになるよ。ぞっとしない?
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