2008年9月1日月曜日

Sunday, rainy day

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カフェに猫がいたらどうだろう。いやまあそりゃ、飲食店に猫などと気軽に発想してもらっても困るということになるだろうけれども。

いや、なんなら猫のロボットでもいい。なんて、簡単に言っちまってもどうかと思うけれども。

つまり何らかの猫的存在がカフェにいたら、カフェへ行かなきゃというモチベーションはぐっとあがるんじゃないだろうか。というのもカフェへ行く理由というのは、結局よくわからないことが多いからだ。おいしいコーヒーが飲めるカフェは、たいがいコーヒー豆を販売しているし、「待ち合わせ」というれっきとした目的がある場合でも今やその付加価値ぐらしかないだろう。ケータイがあるんだから。へりくつを承知で言えば、カフェへ行く理由とは、せいぜいその理由の付加価値に過ぎないのだ。

しかしそのカフェでは、みんなが猫に会いに来る。雨の日はどうしているかと思って。晴れのあたたかい日は、そいつが朗らかに目を細めるのを見物に。猫は緑色の小さなリボンを付けている。カフェはそのうち、仔猫たちの里親を見つける拠点にもなる。

カウンターから天井を見上げると、プライスボードの脇のあたりには、いつの間にかチェシャキャットが棲みついている。
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