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本記事はすべてフィクションです。ぜひ現実とはしばし離れて、お楽しみください。
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rue ikeya
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イタチのカフェ・アルバイト
猫が顔を洗うと。
真空の浜辺
小ぶりな猫のあしあと
モノレールに乗って。
奇譚のしっぽ。
わたしだって猫である。
色えんぴつを磨く。
Words Eater
パペットマペットよ永遠に
コーヒーカップとしての科学
水たまりの空
ママはカフェにいる。
カフェにはピンクのカーテン。
アラスカにはスターバックスがない。
絶望を、ちょっと遠くへおしやるために。
プール一杯分の疲労について
再会。
ドードーの伝言。
午後の雨。
マンハッタンの西。
ジャズの流れる……。
コーヒーの香りのする喧騒
An English Lesson
夕暮れのカフェの停電に。
論理的なカフェ
瓜ふたつ。
4月の雪。
秋の初日。
Sunday, rainy day
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2008年9月29日月曜日
猫が顔を洗うと。
猫の額を散歩することにした。ひげのでているところから、耳のつけ根を二つ回って、ひと巡りだ。
こいつの茂みは深い茶色だ。縞を渡って、耳のつけ根へ向かっていると、ぴょんと脇から蚤がひとつ飛び出てきて、ふと目があった。大丈夫、今日は捕まえないよ、と言ったが、蚤はそのまま兎みたいに背中の方へ跳ねていって見えなくなった。
私はまた猫の額を回り始めた。
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